TALL TWINS TOWER

【対応機種:プレイステーション ジャンル:アクションパズル 発売元:テクノソレイユ】

 いわゆる『メーカー買い』なゲームですが、前作で指摘された部分は修正されていて遊びやすくなっています。これまでと『一味違う』アクションパズルを遊んでみたい方に一押ししたいゲームですし、定価分の価値はあると思っています。

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ゲーム紹介

 『TALL TWINS TOWER』は、2000年11月2日(木)にテクノソレイユから定価3800円で発売されました。前作『TALL∞』の続編で、立方体のブロックを転がして円形の塔を『積み上げていく』アクションパズルです。

 こちらで前作のページを作っていますが、基本的なシステムは同じになっています。一部のブロックには『赤・青・緑・黄』の色が付けられていて、玉乗りのように転がして『色を合わせる』とブロックが増殖して積み上がっていきます。

 ブロックが増殖すると、キャラクターの頭上に『幸せの風船』が出現します。この風船は一定時間で破裂してしまいますが、それまでに違うブロックの色を合わせることで『連鎖』が成立して、だんだんとふくらんでいきます。連鎖が終了するとボーナスとしてブロックが出現しますが、連鎖数が大きいほど数が多くなります。

 さらに今回は『特殊能力』が用意されていて、ウサギの『ラビッキュ』は『クレーン』を、ネコの『デビニャッチ』は『スライド』を使うことができます。クレーンは足元のブロックを『一個』持ち上げて左右に動かす能力で、スライドは足元にあるブロックのかたまりを『まるごと』左右にずらす能力です。

 スライドの方がちょっと使いにくい能力ですが、いずれも段差を登り降りすることなくブロックの面を『90度』分ずらすことができ、ある程度『こつ』がわかってくると前作よりずっと効率よく色を合わせることができます。

 今回の『ゲームモード』は以下のようになっています。

  1. 全7ステージをクリアする『ノーマルモード』
  2. 2人で対戦することができる『VSモード』
  3. 時間制限なしで、一定の手数でブロックを消す『パズルモード』

 『ノーマルモード』では、ブロックを10段高くすると『ステージクリア』です。また時間が経過すると下からブロックが燃えて『ブレイクブロック』になり、全部ブレイクブロックに変化したら『ゲームオーバー』です。今回はコンティニューもできますが、回数制限がありますしハイスコアの対象外になってしまいます。

 前半は前作よりも『やさしく』なっていて、一方向にしか転がせない『矢印ブロック』が最初は出現しませんし色が付いたブロックが多く出現するようになっています。また、連鎖の制限時間も『ゆるく』なっていますので、段差を登り降りさせても連鎖できますし『ある程度までは』考える余裕もあります。

 一方、前作よりも後半は『むずかしく』なっている感じで、あまり色の多いブロックが出現しなくなりますし『難易度ノーマル』の場合でも5面からは動かして色を合わせたブロックが一定時間で『消滅』してしまい積みにくくなります。

 でも、遊んでいくうちに効率のいい『連鎖の組み方』が身に付いてきますし、遊べば遊ぶほど『より高く速く』ブロックを積み上げられるよう上達できますから『やり込み』の要素は今回の作品でも健在ではないかと思っています。

 なお『VSモード』はコンピュータとの対戦はなく人との対戦専用ですが、ハンディを付けて遊べますし、ブロック増殖によって相手を攻撃できるようです。スコアアタックがなくなったのは少し残念ですが『パズルモード』は健在ですし、チュートリアルにあたる『マニュアル』も受け継がれています。

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おわりに

 キャラクターもかわいらしくなって、前作『TALL∞』より洗練されていると思いますし『麻薬的な中毒性』もありますから『アクション』に重きをおいたパズルが好きな方には機会があれば遊んでみることをお薦めしたいゲームです。

 ちなみに、このゲームはタイトル画面でしばらくなにも操作しないでいると『デモ』が表示されるのですが、ノーマルモードでもVSモードでも結構いい動き方をしますので、初めて遊ぶ方は『動かし方』の参考にされるといいと思います。

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