こちらは『ずっといっしょ』のゲームについて、各種データを解析している支局です。裏技や登場規則については、情報室を参照してください。
『喜』『怒』『哀』いずれかの感情値が最大になると発生する『レベルチェンジイベント』ですが、好感度レベルが同じであっても『表情』によって選択肢が変化します。例えば桜子さんでしたら、レベル6の『付き合ってるように見えるの?』からは『哀』でなければレベルアップする選択肢が出現しないようになっています。
ですが、レベルチェンジイベントは感情値の大きさではなく『そのときの表情』だけで決まるため、ときどき予想外のことが起こったりします。例えば『喜』をためたとしても『あいさつイベント』が先に発生して『怒』や『哀』になったら、レベルチェンジイベントも表情に合わせて変化してしまいます。
このことを利用した裏技をシステム応用編で紹介していまして、桜子さんのレベルチェンジイベントを『喜』『怒』『哀』とも比較的簡単に発生させることができます。また、全員の好感度レベルについては好感度データでまとめています。
なお、好感度レベルが以下のときは特に注意が必要です。
名前 レベル セリフ 小野寺桜子 5 『友達って呼んでもよくってよ』 並木智香 6 『親友って感じかな』
攻略ガイドでも書いていますが『喜』『怒』『哀』いずれのレベルチェンジイベントにも好感度レベルを上昇させる選択肢が『存在しない』からです。桜子さんならレベル4、智香はレベル2まで下げるとレベルアップする選択肢が出現します。
女の子とデートした直後に、いきなり誰かが現れて二者択一をせまる『はちあわせ』ですが、グラフィカルマニュアルによると一定のルールで発生するようです。以下は、それらを簡単にまとめています。かっこ内は発生する確率です。
一番低くて8分の1、高くても4分の1で、各々の可能性は低めになっています。ですが、こうした要素が複数あると確率のマジックで急速に可能性があがります。例えば、1. から 4. まで全ての条件がみたされていると、誰かと『はちあわせ』する確率は、
1−0.75×0.75×0.875×0.8=0.60625
となります。実に60.625%、すなわち6割強の確率で『はちあわせ』するわけです。これは極端な例ですが、可能性が低い 3. と 4. だけでも、2つが合わさると、
1−0.875×0.8=0.3
ですから、『はちあわせ』の確率は30%にあがってきますので注意が必要です。
ですから、ゲームを進める上では一番気になる女の子と『相性がよくない』女の子をチェックして、男性陣と合わせて『喜』にすることをお薦めします。
…と書いていましたが、実際どのようにプログラムが作られているかによって確率が違うことに気が付きました。
0.25+0.25+0.125+0.2=0.825
と『確率の和』になる可能性もあり、この場合は82.5%が最高になります。ランダムに判定する部分をルーレットに例えると『一回だけ』ルーレットを回して 1.〜4. の位置にあてはまるか、どれにもあてはまらないか確認している場合は、こちらの計算方法になります。そうではなく『毎回』ルーレットを回して 1.〜4. を順番に確認している場合は最初に書いた計算方法があてはまります。
『ずっといっしょ』で見られる、ちょっとした現象について紹介しています。
プレイステーション版では、ゲーム画面を葉っぱや雲や雪が『ひらひら』している間は選択肢の制限時間がちょっと長くなります。1月など、なにも舞わない月もありますが『レベルチェンジイベント』で重要なときは『ひらひら』を待ってから選択画面に移れば、ちょっとだけ時間に余裕ができます。
でも、残念ながらプレイステーション2で起動させている場合は無効だったりします。もともとはプログラム方法の問題による現象と推測しているのですが、ハードウェアが改良されていることにより『ちょっと違う動作』になるみたいです。
女の子とデートした直後に『はちあわせ』が発生することがありますが、その場合は画面の効果が通常とは違っています。ふだんは画面全体がフェードアウトしますが『はちあわせ』が発生するときは『枠外の背景』はそのままでフェードアウトするため、これを知っていると心の準備ができる…かも。
かなりこまかい話でえくすとらでも以前に書きましたが、ゲーム画面が切り換わってイベントに移行するとき『ちょっと前から』音楽が聞こえてきます。ちょっと読み込みが長いことが理由と思いますが、テーマ曲を覚えておけば学校など『エンカウント』する相手が多いときに心の準備ができる…かも。
プレイステーション2で起動させた場合『ひらひら』が無効になることは書きましたが、それ以外にも『タイトル画面』で初代よりもなめらかにスクロールしたりなど、ゲームを遊ぶうえで問題にならない程度の違いはいくつかあるようです。
また、私の環境で読み込みを『高速』にして遊んだところ、東芝EMIから発売された初期版もハムスターの再販版も問題なく動作しましたが、速度については速くなった『気がする』程度でした。安定した動作を期待する場合は『標準』の方が確実な気も。
『ずっといっしょ』の声優さんについて、一覧を制作しておきました。基本的にヒロインには有名な方が、それ以外の女の子には当時新人だった方が多くなっているという印象があります。ですから、江藤さんはヒロインということで。
登場人物 声優さん 小野寺 桜子 根谷 美智子さん 石塚 美樹 笠原 弘子さん 並木 智香
南 景子折笠 愛さん 江藤 和代 篠原 恵美さん 桑原 いずみ 村井 毎早さん 若林 薫
岬 琴音氷上 恭子さん 舞・アレクサンダー 松浦 有希子さん 松田 麗美 瀧本 富士子さん 国見 洋子 宮川 美保さん 今井 沙也加 石川 悦子さん 立花 すみれ 長田 梢さん 南 柳太郎 大友 龍三郎さん 大森 正晴 岩田 光央さん 桂 譲治 江川 央生さん 青葉 林檎 鈴木 真仁さん 三条 真
海老原 健一塩沢 兼人さん
なお、塩沢兼人さんは2000年5月10日(水)にご逝去されています。詳細については青二プロダクションの『お知らせ』に掲載されていますが、これからと思われる時期のご逝去で残念に思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また現在、村井毎早さんは『村井かずさ』さんの名義でアニメに出演されています。宮川美保さんも現在では『里見はるか』さんに改名なさってまして、ゲームへの出演と合わせて舞台演劇の方でも活動を続けているとのことです。
付属のマニュアルと攻略本のグラフィカルマニュアルから『あまりゲームと関係ない』登場人物のデータをまとめてみました。関係あるデータは各種一覧に。
登場人物 年齢 誕生日 身長 体重 B W H ? 小野寺 桜子 17才 5月18日 160cm 47kg 82 55 83 0.513 並木 智香 16才 2月3日 164cm 49kg 79 58 80 0.482 石塚 美樹 15才 4月8日 156cm 44kg 93 58 81 0.596 三条 真 17才 5月5日 180cm 72kg 南 柳太郎 27才 ? 170cm 65kg 江藤 和代 16才 12月23日 158cm 46kg 81 56 80 0.513 桑原 いずみ 16才 11月5日 167cm 51kg 86 62 84 0.515 若林 薫 16才 7月31日 170cm 48kg 75 54 74 0.441 舞・アレクサンダー 16才 1月1日 173cm 60kg 94 61 91 0.543 国見 洋子 15才 10月10日 152cm 41kg 76 53 72 0.5 松田 麗美 17才 8月26日 165cm 50kg 83 60 80 0.503 今井 沙也加 14才 9月4日 150cm 38kg 72 53 74 0.48 南 景子 20才 6月10日 168cm 49kg 84 56 80 0.5 大森 正晴 16才 6月6日 151cm 46kg 桂 譲治 17才 1月31日 185cm 86kg 海老原 健一 15才 3月3日 160cm 50kg 岬 琴音 16才 3月17日 154cm 41kg 78 55 76 0.506 立花 すみれ 17才 4月30日 164cm 48kg 82 58 80 0.5 青葉 林檎 15才 10月5日 158cm 48kg 82 59 80 0.519 調 綾子 16才 7月4日 ? ? ? ? ? ?
まず、再販版では洋子ちゃんと松田さんが同じ数字ですが、これは松田さんの方が誤植されたようです。また初期版でも再販版でも、舞ちゃんの年齢は『17才』ですが、グラフィカルマニュアルの『16才』が適切な気がします。一瞬『上級生だったのか…』と思ってしまいましたが、違うゲームでしたら上級生なのに呼び捨てにしていたことも。
またグラフィカルマニュアルでは、江藤さんと桑原と洋子ちゃんと景子さんの体重がマニュアルと違います。薫ちゃんの場合、体重だけでなくスリーサイズも違っていたり、店長に至っては体重が20kgも違うのですが、これらは全てグラフィカルマニュアルの数字に合わせています。過少申告かもしれませんが、お見逃しを。
あと『?』は、私が初めて考え出した計算方法ではありませんが追加してみました。電卓を打つ途中でやめようか迷いましたが、とりあえず『かわいらしい女の子』という条件をつけたうえで『0.596』というのは最高記録かと。
『ずっといっしょ for Windows』のプレイステーション版との違いをまとめてみました。それぞれの発売日については発売商品リストに掲載しています。
パッケージの箱は、グラフィカルマニュアルの表紙や再販版のパッケージ表面と同じ絵柄になっています。また、箱の中にCDケースが収録されているのですが、そちらは初期版の絵柄で、マニュアルも初期版と同じデザインです。
パッケージ裏面にも『注意』として記載されているのですが、残念ながら声優さんの音声は収録されていません。いろいろ事情はあったようですが。
評判となったオープニングムービーですが、プレイステーション版の映像をそのまま持ってきているためか『ちょっと小さな』画面での再生になります。
システムについては、プレイステーション版とほとんど同じになっています。画像が綺麗になっていますし、スケジュールの進行速度もちょっと速いため遊びやすいです。各種一覧に書いた話も、現在でしたら笑って見逃せる…かも。
また、キーボードでの操作に加えてマウスでも動かすことはできますが、選択肢など操作しにくい場面が多く『マウスだけ』で遊ぶことはお薦めできない気も。
プレイステーション版でも『ゲームスタート』直後にちょっとロード時間がありますが、Windows版ではロードしているとき大森君が『喜』の表情で『ダンス』を踊ってくれます。なかなか楽しく、全ての時間待ちで見てみたいと思いました。
ちなみに、Windows版は韓国のスタッフが移植した『韓国版』を再度移植したそうで、実際にエンディングでも韓国の方らしきお名前を確認できます。韓国の開発スタッフの一番人気は大森君だったそうで、その関係ではないかとも。
プレイステーションで発売された『ずっといっしょ』の製品番号を、表にしました。
商品名 製品番号 メーカー ずっといっしょ SLPS-01238 東芝EMI Major Waveシリーズ ずっといっしょ SLPM-86523 ハムスター 『エッグ』『ずっといっしょ』体験版 SLPM-80220 東芝EMI
まず、初代の『ずっといっしょ』はよく見かける『SLPS』になっています。その少し前の『SLPS-01200』は『鉄拳3』で、同じ時期のゲームが前後に並んでいます。
にゅうさんのページの『つれづれそう』でも、製品番号について説明されていますが『SLPM-86〜』は自主流通用の番号のようです。前後の番号を調べてみるとコナミやサクセスの廉価版ソフトが多いのですが、
商品名 製品番号 メーカー 鈴木爆発 SLPM-86513 エニックス RCでGO! SLPM-86546 タイトー
といったソフトもありますから、廉価版とはかぎらないようです。ハムスターのゲームはコナミが流通を担当しているそうですから、その関係と推測しています。
また『SLPM-80〜』は体験版のための番号と推測されます。手元にある体験版や『電撃PlayStationD』には、いずれも同様の番号が付いていました。『ずっといっしょ』体験版は発売前に配布されたそうで、最初の一ヶ月間だけを遊ぶことができます。