メタルジャケット

【対応機種:プレイステーション ジャンル:シミュレーション 発売元:SOLAN】

 私がプレイステーションを購入したのは(発売から少し経過した)1996年2月でして、それ以前に発売されたこのゲームは知りませんでした。が、『ファイティングアイズ』と発売元が同じだけでなく、開発スタッフも数多く名を連ねていることが判明しまして、ページを制作することにしました。

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『Bandit』と『team TORNADO』

 『ファイティングアイズ』のエンディングロールと、『メタルジャケット』マニュアルのスタッフ一覧を比較しますと、同じ方の名前を発見することができます。以下に、それらの一覧を示します。敬称略で、末尾のかっこ内が『メタルジャケット』での担当部分になります。

ファイティングアイズ ← メタルジャケット 対応一覧

 team TORNADOは、『メタルジャケット』の開発元と記載されています。上では省略していますが、一人の方が複数箇所の担当となっています。特に畠山氏は、『ファイティングアイズ』においても、ディレクター・プログラムなど主要な部分を数多く担当されています。また、一番下のポール・マクガイア氏は、英語によるナレーション部分を両方の作品で担当されたのではないかと思われます。

 一方、『ファイティングアイズ』開発元のBandit所属の方は、『メタルジャケット』では音楽担当の2名だけになっています。戸田氏については、音楽担当とは別に

音楽プロデューサー : 戸田 誠司 (Bandit)

と記載されているところからしても、元『フェアチャイルド』の戸田 誠司氏ではないかと推測しています。さらに推測となりますが、Banditは戸田氏を中心にteam TORNADOの方々を含めて結成された制作会社(チーム?)であり、『メタルジャケット』総監督の畠山氏が現場での指揮を取って『ファイティングアイズ』が制作されたのではないかと考えています。

 また、ナビさんからの情報により、Banditの第2作が『トンズラくん』であることが確認されました。ですから、Bandit作品の発売順序は

  1. メタルジャケット
  2. トンズラくん
  3. ファイティングアイズ

ということになります。『デスクリムゾン2』もドリームキャストで発売されることですし、次期PSで『ファイティングアイズ2』や『メタルジャケット2』が開発される日をこっそりと期待したいと思います。私だけかと思われるところがあれですが。

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『METAL JACKET』論

 ソフトの型番が『SLPS 00008』であることからもわかりますが、『メタルジャケット』はプレイステーション初期の名作と呼ばれているゲームです。現在から見るとグラフィックはかなりシンプルなわけですが、そこに『ファイティングアイズ』の影を感じ取ることができます。

 ちなみに、メタルジャケットの次の型番『SLPS 00009』はマニュアルなどが一部で名高い『コズミックレース』でしたが、こちらの方が8ヶ月も早く発売されています。同様にファイティングアイズの次の型番『闘魂烈伝3』も8ヶ月以上先に発売されていまして、Banditの開発期間が結構『長い』という説を裏付けています。

 また、ファイティングアイズの説明に『あの家庭用ゲーム機で世界初の通信対戦ゲームを開発した某チームが手腕を発揮した』と書かれていますが、これは『メタルジャケット』を指していることが判明しました。

 以前の周辺機器に『対戦ケーブル』がありまして、

PS本体とTVを2台ずつ

用意することで、独立した画面で対戦プレイを楽しめたそうです。ただ、2台必要なことがネックとなったのか、対応ソフトは『RRR』と『メタルジャケット』しか登場しなかったようです。あと、よく考えてみますと

メタルジャケットも2枚

各々のPS本体に必要なわけで、何人の方が実際に対戦を楽しんだかというとちょっと謎なところです。ちなみに私は2枚以上持っていたりしますが、本体の方が1台しかなく対戦ケーブルも持ってないので、残念ながら対戦できなかったりします。

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『METAL JACKET』STORY論

 一部で『へぼい』と呼ばれていたメタルジャケットのストーリーですが、裏技を使ってその詳細を読むこともできます。が、とりあえず今回はマニュアルから前半部分を引用することで紹介してみたいと思います。

 人類が宇宙空間へコロニーを建造し、そこへ人々を移住させ、半世紀近くが過ぎようとしていた。その間も幾つかの争いが行われたが、人類はコロニーでの生活環境に馴染み、適応できる時代へと変貌していた。

 宇宙世紀0042。地球連邦政府は、各コロニー・エリアを地球管轄から外し、一切の援助を廃止して、独立国家として運営させる案をコロニー側の反対を押し切る形で強行決議した。しかし、その決議が地球とコロニーの間に亀裂を生み、ついに七カ国のコロニー国家が同盟軍クオッティードを結成すると、地球連邦政府へと戦いを挑む運びとなった。

 私にはあまり『へぼい』かどうかはわからなかったのですが、初めて読んだときから気になっていることが一つありました。それは下線を付けた部分でして、

ふつうは独立しようとして戦争になるのでわ?

と思ったわけです。『見捨てられる』ことによる対立までは理解できるのですが、メタルジャケットを製造して戦争を挑むくらいであれば、独立運営していく方が得策のような気がします。

 もっとも、コロニー側は独立運営できるにもかかわらず、続けて地球から搾取しようとしていたことも考えられます。つまり、地球の方が『植民地』的な立場で、援助の重圧に耐えかねて独立させようとしたのかもしれませんが、このあたりの真相については畠山氏に直接確認できない限り『闇の中』と思われます。

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メタルコレクション

 このジャンルでは数々の『先達』が存在しているため詳しいコメントは省略しますが、とりあえず税抜きの価格です。

  1. メタルジャケット(中古762円)
  2. メタルジャケット(中古480円)
  3. メタルジャケット(中古762円)
  4. メタルジャケット(中古667円)
  5. メタルジャケット(新品980円)
  6. メタルジャケット(おさかな☆にしんさん感謝します)
  7. メタルジャケット(中古762円)
  8. メタルジャケット(中古762円)
  9. メタルジャケット(ナビさん感謝します)
  10. メタルジャケット(中古762円)
  11. メタルジャケット(おさかな☆にしんさん感謝します)
  12. メタルジャケット(中古780円)
  13. メタルジャケット(中古680円)
  14. メタルジャケット(中古380円)
  1. トンズラくん(おさかな☆にしんさん感謝します)
  2. トンズラくん(新品980円)
  1. ファイティングアイズ(新品6800円)
  2. ファイティングアイズ(新品2500円)
  3. ファイティングアイズ(新品3980円)
  4. ファイティングアイズ(中古2280円)
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